【ミニ展示】「都名所図会」と「東海道中膝栗毛」―江戸時代の出版物―

江戸時代には書物として「名所図会」(めいしょずえ)の出版が相次ぎました。「名所図会」とは、江戸・畿内など諸国の名所旧跡・景勝地の由緒来歴や各地の交通事情を記し、写実的な風景画を多数添えたものです。「都名所図会」は、江戸時代後期に刊行された京都に関する地誌です。
江戸時代には、庶民の旅行ブームもありました。現代のように温泉旅行やうまいもの巡りなどでなく、基本的には寺社への参詣・巡礼の旅でした。しかし、そこに物見遊山が盛り込まれることは当然ありました。「東海道中膝栗毛」(とうかいどうちゅうひざくりげ)は、弥次さん喜多さんの珍道中を描いたものです。
【会期】令和7年(2025)5月28日(水)~7月25日(金)(予定)
【会場】市立枚方宿鍵屋資料館・1階展示室「枚方宿と街道」ミニ展示ケース
【入館料】大人200円・高大生(学生証提示)100円・中学生以下 無料